2014年12月15日

埋まった親知らずの抜歯について

西船橋駅前歯科では、埋まっている親不知の抜歯も行っております。
埋まっている親知らずの抜歯の前には、
基本的にCT撮影をして、その位置や根の形をみて、安全性を確認してご説明の上、抜歯するようにしています。

親知らずの抜歯について、保険診療でCT撮影できなかった頃だと、
安全性がわかりにくい抜歯は大学病院に紹介していましたが、
保険でCT撮影できるようになって大学病院への紹介も減りました。

安全性は確保できても、技術的に難しい抜歯というのも存在するのですが、
ほぼ技術的な問題での紹介はせずに当院で抜歯しています。

紹介する場合は、
明らかに下顎神経に親不知の歯根部分が突き刺しているような状態のとき、
全身疾患があるとき、
のう胞などお口の病気の併発があるとき
などでしょうか。

埋まっている親不知の抜歯は痛みが出やすかったりしますが、
一時のデメリットより長期的なメリットが上回ることが大半です。

CTがあることで、抜歯の技術さえあれば、安全に抜歯もできるようになりました。
親知らずが痛んだり、腫れたりするような場合は思い切って抜歯も考えてみてはいかがでしょうか。

1691-02.jpg
よく腫れるそうです。(矢印の小さく見えているのが埋まっている親不知)

1691tagisi02-03.jpg
レントゲンではこんな感じ

tagisi03-01.jpg
CTで神経との位置関係をみます

IMG_1245-03.jpg
歯を切断して抜歯します。
抜いたら歯の見えなかったところには歯石や虫歯で覆われていました。



追記

CTを撮影したからといって絶対確実ということはありません。
CTはあくまでも診断の機械であり、リスクがある処置は慎重に行うようにしています。
その結果として、これまで神経麻痺を起したケースはありませんでしたが、
先日、当院での埋伏抜歯で舌神経の麻痺が出るケースがありました。
CTでわかる神経は下歯槽神経で、舌神経はCTではわからない組織です。
また、下歯槽神経麻痺に比べて舌神経麻痺は発生頻度はまれと言われていますが、
結果的に麻痺が出てしまったことは患者様には申し訳なく感じております。
今後の経過を追いながら、きちんと対応していくことが私たちにできることだと考えております。

CTという医療機器の進歩で抜歯治療そのものの安全性が高まったことは論を俟たないところですが、
それでもリスクある処置に対して、開業医としてどこまで治療に当たるべきなのか、
今回のケースを機に医院として色々と考えていきたいと思います。












posted by 西船橋駅前歯科 at 23:56| 千葉 ☁| むし歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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