2009年04月29日

神経の治療で気をつけること

前回の続きです。

神経を治療した歯は弱くなり、抜歯の原因となりやすくなります。

それを避けるためには、まず神経の治療にならないようにすることです。
少々深めのむし歯の場合にも、いきなり神経を取ることはせず、
神経の痛みを抑えるための処置(覆髄処置)をします。

それでも、痛みが出てしまった場合には神経の治療をせざるを得ませんが、
少しでも人の体が本来持っている治癒能力にも期待するようにしています。

こうした処置をすることは、治療の期間がかかることにつながり、
短期間で治療をしたいという希望に反することになるのかもしれませんが、
私達としては、「早い」治療より、神経をとらない「健康や体によい」治療をしたいと考えています。

神経の治療になってしまった場合には、極力大きく歯を削らないようにしています。
歯を削れば、歯は弱くなります。
神経の治療は肉眼ではよく見えない部分のため、大きく削らないと治療ができないのですが、
マイクロスコープを使うことなどにより、削る量を最小限にすることができます。

神経が走っている歯の根(根管)も大きく削らないことです。
神経の治療では、リーマーというヤスリのような器具で根管を開けていく(削る)のですが、
必要以上には太く開けないことです。

太く開ければそれだけ残っている自分の歯の部分は少なくなり、強度が落ち、
抜歯の原因となる歯根破折をしやすくなります。

そして、土台に使う材料はファイバーコアにします。
金属の土台は硬すぎるため、咬み合わせの力に負けてしまって、
やはり歯根破折の原因となります。

ファイバーコアは根の治療の一部と考えています。
せっかくいい神経の治療をしても、金属の土台を入れてしまっては、
いい治療とは言えないと考えています。
歯科治療の良し悪しは、技術だけでなく材料も関係してきます。

一方で、ファイバーコアのような抜歯を予防する良い材料を使っても、
上のように、技術面に関する配慮もなければいい治療とも言ないでしょう。

神経の治療は、かぶせものと違って、患者様にとっては目には見えない部分です。
見えない部分に手を抜かないことが、歯を長持ちさせる秘訣です。










ラベル:歯科 船橋 歯医者
posted by 西船橋駅前歯科 at 23:38| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | むし歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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