お二方とも前歯の部位を含んででいて、細い骨幅に診断から悩まされました。
午前の患者様は、上顎前歯と下顎奥歯のケースです。
前歯の方は、もともと歯が割れていて抜歯となったのですが、
通常、割れてる歯の周囲は炎症がおき、周りの骨がとけ、骨の幅が薄くなってしまいます。
骨の幅の問題だけでなく、骨質も柔らかかったのですが、45Nの初期固定を得て、
テンポラリーアバットメントを装着し、インプラントに仮歯を固定しました。
午後の患者様は、上顎左右犬歯のケースです。
犬歯は、前歯と奥歯の中間にあり、双方からの力がかかる歯です。
人間の体はうまくできていて、そうした力のかかる犬歯は、
すべての歯の中で、構造的にもっとも根が長い歯となっています。
犬歯部位にインプラントを入れる場合には、やはり力を負担しないといけませんので、
長さや、直径などは、もともとそこにあった歯と同じように、
しっかりしたサイズのインプラントを選択しないといけません。
ただ、午後の方も骨が薄く、細い直径のものしか利用できませんでした。
その分、一番長いインプラントを選択しました。
術式的には、ドリルで骨が広がるのを防ぐため、
ほぼファーストドリルのみ使用で、スピーディグルービィインプラントを使用し、
インプラント自身のオステオトーム効果でぐいぐいと入れていき、45N以上の初期固定を得ました。
骨質が柔らかいケースで、しっかり初期固定を取りたいケースでは、
スピィーディインプラントは最高の結果を導いてくれます。
このようにそれぞれのインプラントでは、
術式も変えていますし、使用するインプラントもケースに合わせて選択し、
一人ひとりの状態に合わせたインプラント治療を行っています。
診断が大事と常に言ってますが、診断に基づく治療を行う技術もやはり大事ですね。
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