歯医者という仕事柄、手先の器用さには自信があるので、
一応、自分で直そうと試みるのですが、さすがにちょっと難しいようでした。
どちらもあっさりあきらめ、メーカーに修理を依頼し、直してもらいました。
去年はプリンタが壊れて、修理より買った方が安いという見積もりをもらい、
ほぼ同じような機種を買うことになりました。
どれも開業時に買いましたので、2年半以内で壊れてしまうのはちょっと困りものですね。
歯科治療でも、患者様から、「何年持つのか?」という質問はよくいただきます。
患者様が、「一生持つ」という答えを期待していることはわかりますが、
多くの良心的な歯科医師は「一生持つ」という答えをすることはありません。
そうした限定的な答えはトラブルの元になりますし、
結果的に一生持つかもしれませんが、必ず持つという保証ができるとは思っていません。
お口の中は、多くの細菌が住み、感染のリスクがあり、
硬いものを噛み砕くような強い力がかかり、
耐久消費材(詰め物、かぶせもの)としては過酷な環境下にあります。
私が常に診療の際に考えるのは、「一生持つもつ」などということではなく
例えば、少しでも歯を削らない、残った歯に負担をかけないといった良質な治療を行い、
一生涯に「やり変えの少ない治療をする」ということです。
中には「一生持たないなら保険でいいです。」と言われることもあります。
診療基準を下回る治療をすることで、結果すぐにだめになり、やり変えになり、
つめもの→かぶせもの→抜歯→ブリッジ→部分入れ歯→総入れ歯という、
やり変えの繰り返しで歯を失うのが今までの歯科治療の悪循環です。
保険だからダメというつもりでもないのですが、
お口のリスクが高く、きちんとした治療をした方がいいようなタイプの方は、
むしろやり変えのサイクルを小さくするように、
良質な治療と予防歯科に力を入れていただいた方がいいと考えています。
私としては、できるだけ歯を残したい、いい治療を受けたいという
患者様のご期待に添えられるよう治療を行っていきたいと考え、
技術の研鑽と診療の向上を目指しています。
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