患者様がシルバーウィークの連休前ということでこの日を希望されました。
最近では、全く歯のない状態でも、
オールオン4やオールオン6の術式を用いることで、
少ないインプラントの本数で全体の歯を支えることができるようになってきています。
ただ、適応として、両奥はレギュラーサイズで15ミリ以上のインプラントを使用できることであったり、
上顎洞の前方への張り出しが少ないことなどがあり、
全てのケースでオールオンフォーなどができるわけではありません。
当院でもオールオン4に関しては、シビアな診断基準のもと、
ケースを選んで行っています。
本日の患者様は、重度の歯周病による抜歯ケースのため、
骨が薄く、とくに奥歯では、上顎洞までの距離も少なく、
残念ながら4本、6本で全ての歯を支えられる診断には至りませんでした。
とくに奥歯は初期固定を確実に取れる状態ではないので、
オペ後即日に固定性の仮歯を入れるというのも無理そうでした。
術式としては、前歯はオステオトームを用いてナローインプラント、
奥歯はピエゾサージェリーによるソケットリフトを用いたインプラントを行いました。
初期固定に関しては、前歯はしっかりとれましたが、奥歯はそこまではとれませんでした。
仮歯については、今まで用いていた入れ歯を改造し装着してお帰りいただきました。
固定性の仮歯を装着してあげたい気持ちもありますが、
今回は、固定性の歯が入るまでは数ヶ月待たなくてはなりません。
その間は入れ歯でお過ごしいただくことになります。
シビアなケースで即時の仮歯をいれることは、
インプラントに余計な力がかかってしまい、
インプラントそのものがだめになってしまう結果になります。
私としては、チャレンジ的なインプラント治療を行うことよりも、
結果が良好な確実なインプラント治療を行うことを治療方針としています。
ちなみに今日が金曜休診最後の日でした。
(今日も午前はオペをやってますし、夕方も治療をしてましたので、
実際は休診というわけではないのですが。)
来週からは、金曜日も本格的に通常診療です。
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