固い骨と柔らかい骨の骨質の診断について、続けてお話しします。
最も、正確な骨質の診断はCTを撮ることです。
CTでわかることでは骨の形態や病巣の有無といったことが、挙げられますが、
骨の写り方の濃淡によって骨の固さを知ることができます。
さらに正確に知るためにはコンピュータによる画像処理を行い、
骨質を表す数値(ハンスフィールドユニット値)を出すことです。
全てのインプラントケースにおいてCTを撮るわけでもないので、
CTを撮っていない場合には、実際の手術時に、
ドリルの感覚で骨の固さを判断することもあります。
骨の表面は皮質骨という固い組織で覆われ、
骨の中は海面骨という柔らかい組織で満たされているのですが、
ある程度、考えながら経験を積んだインプラント医ならば、
感覚的に2つの性質の骨の厚みや固さを把握し、
それにより手技を臨機応変に変えていくことができます。
ただし、その場で判断できる自信と技術があるとしても、
事前に客観的な数値で情報が得られることは、
確実に手術を安心で、成功に近いものにさせます。
形態的な情報だけでなく骨の固さを知るという点からも、
CTを撮ってインプラント治療を行うことをおすすめしたいと考えています。
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